拍動下冠動脈バイパス手術 吻合手技訓練装置(BEAT・YOUCAN)の開発と手技評価
1. 諸言
手術室外における若手心臓外科医の手術スキルの養成が世界共通の課題となっており,シミュレータの活用が期待されているが,訓練効果の科学的に検証が求められている.本研究では,実際に合計60 名以上の日米の若手心臓外科医に対して3 ヶ月を1 単位とする独自開発したシミュレータによる継続的血管吻合手技訓練を実施し,形態学的、流体力学的観点から訓練効果を検証することで,シミュレータを用いた効率的血管吻合訓練カリキュラムの確立を目指す.
2. 方法
○ 吻合モデルの医工学的評価方法
<形態学的評価>