研究室紹介Investigation

研究室紹介

Engineering Based Medicine

  近年、Evidence Based Medicine (EBM)という言葉が医師の間で認知されるようになり、今までの経験則に基づく治療から客観的データに基づく治療へと医療行為は変遷しつつあります。 梅津研究室では、もう一つのEBM、すなわちEngineering Based Medicineを提唱しています。 工学的に取得されたデータを臨床医に提供することで外科領域におけるEBMの一端を少しでも担えるよう意図した研究を行っています。

工学と医学の融合

  梅津研究室は工学的アプローチによる医学への貢献を目指しています。「人工臓器の研究」と言いますと医学の分野と思われがちですが、工学の基礎技術と医学の経験と知識を連携されて実現されるものです。なぜなら人工臓器開発の要素である材料の開発・設計・製作技術は工学の最も得意とするところだからです。人工臓器に限らず工学の技術を活かせるフィールドは広く、心臓血管系のモデリング・シミュレーション、手術トレーニングシステム・ナビゲーションシステム等、研究範囲は多岐に渡っています。   

私達はこれらの研究を通して真の医工連携を図っています。 それは医師のneedsに対して本研究室がもつseedsを提供するのではなく、needsとseedsを融合させ、医師と協力することによって成り立つものだと考えています。 本研究室は先端生命医科学センター(TWIns)を拠点とし、工学部と医学部、早稲田大学と東京女子医科大学の壁を取り払って、真の医工連携の実現を目指しています。


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